v1.0.211 をリリースしました。今回は 必須研修を「やりきる」ための一連の機能(期限と必須フラグ、リマインドメール、コンプライアンスレポート)と、セキュリティ・配信基盤の強化 が中心です。
今回のハイライト
学習パスに期限と必須フラグ
メンバー・部署への割り当てに期限日と「必須」を設定できます。
リマインドメールを自動送信
7日前・前日・当日・超過後に本人へ。HR には超過者のまとめを。
コンプライアンスレポート
必須研修の達成状況を一覧し、CSV / Excel / PDF で出力できます。
経営ダッシュボードに達成率
必須研修の達成率と期限超過の人数がひと目で分かります。
API / MCP も同じことができる
期限付きの割り当てとレポート取得を API と AI クライアントから。
セキュリティと配信基盤の強化
教材配信とアップロードの保護を強化。お客様側の操作は不要です。
1. 学習パスに期限と「必須」を設定できます
HR 画面からメンバーや部署に学習パスを割り当てるとき、期限日 と 必須かどうか を指定できるようになりました。学習パス自体に「既定の期限日数」を設定しておくと、割り当て時に期限が自動で入ります。
学習者の「マイパス」画面には、必須バッジと期限までの残り日数が表示されます。期限が近づくと黄色、超過すると赤で表示されます。
| 状態 | 判定ルール |
|---|---|
| 期限間近 | 期限まで 7 日以内 |
| 期限切れ | 期限日の翌日から。期限日当日はまだ期限内です |
| 完了 | 完了した学習パスは、期限を過ぎても「期限切れ」にはなりません |
同じ学習パスが部署経由と個人宛の両方で届いた場合は、早いほうの期限が適用されます。
2. リマインドメールが自動で届きます
期限付きの学習パスについて、毎日 朝 9 時(日本時間) に本人へリマインドメールをお送りします。
| タイミング | 宛先 |
|---|---|
| 期限の 7 日前 | 学習者本人 |
| 期限の前日 | 学習者本人 |
| 期限当日 | 学習者本人 |
| 期限超過の翌日、以後は 1 週間ごと | 学習者本人 |
| 期限超過者がいる日 | HR 担当者・組織管理者(超過者の一覧を 1 通にまとめてお届け) |
- すべての送信を記録しているため、同じ通知が二重に届くことはありません
- 完了済みの学習パスには送られません
3. 必須研修のコンプライアンスレポート
HR の レポート > コンプライアンス に、必須の学習パスの達成状況を一覧するレポートを追加しました。
- メンバーごとに 未着手 / 進行中 / 完了 / 期限切れ と期限日を表示
- 組織全体の 達成率 と、期限間近・期限切れの人数
- CSV / Excel / PDF でダウンロードできます。監査や報告資料にそのままお使いいただけます
経営ダッシュボードにも、必須研修の達成率と期限超過人数のカードを追加しました。超過者がいる場合は赤枠で表示されます。
4. API と MCP から同じことができます
画面でできることは、開発者向け API と AI クライアント(MCP)からも同じルールで行えます。
| 追加・変更 | 内容 |
|---|---|
| 学習パスの割り当て API | リクエストに dueAt(期限日)と isRequired(必須)を指定できます |
GET /api/v1/organizations/{organizationId}/reports/compliance |
コンプライアンスレポートを JSON で取得します |
MCP ツール assign_path_to_member |
dueAt / isRequired に対応 |
MCP ツール get_compliance_report |
新規追加。AI アシスタントに「必須研修の未完了者は?」と聞けます |
5. セキュリティを強化しました
お客様側の操作は不要です。すべて自動で適用されています。
- 教材ファイルの配信 に、サインインと組織メンバーシップの確認を必須にしました
- アップロードしたファイル の保存先をクラウドストレージに移し、静的ファイルとしての公開を止めました
- アップロード時の検査 を統一し、拡張子ではなくファイルの実際の内容で種別を判定するようにしました。配信時も実際の種別で返します
- 組織データの分離 を、すべてのデータ取得に自動で適用される仕組みに変えました。他組織のデータが見えることがないよう、二重に守ります
6. 配信の安全性を高めました
- すべての変更に自動テストを実施し、合格しなければ本番に反映されない仕組みにしました
- データベースの更新が本番に反映されていない状態では、リリースを自動で止める仕組みを追加しました
- 不具合修正: 一部の API 連携で学習パス一覧が取得できない(500 エラー)状態がありました。修正済みで、上記の仕組みにより同種の問題は再発しないようにしています
今後について
今回のリリースは「Manabu2 Version 2」の第一弾です。次は、期限に関する通知の画面内表示、定期的に受け直す研修(年次研修など)、受講後の同意(アテステーション)、修了証の PDF 発行と有効期限に取り組みます。