コースを並べて役割別・レベル別の学習ルートを作るのが「学習パス」です。コースが単品の教材だとすれば、パスは「この人にはこの順で学んでほしい」という道筋そのものです。このガイドでは、パスの作成・編集・コース紐付け・部署やメンバーへの配信までを画面に沿って説明します。
このガイドを読むと、できるようになること
- パスの新規作成・編集
- コースをパスに組み込む(順序指定)
- 部署への割り当て(部署のメンバー全員に一括配信)
- 個別メンバーへの割り当て
- CSV による一括登録、コース紐付けの一括設定
- 公開パスとして組織全員に見せる
学習パス管理を開く
左サイドバーの 学習パス管理 をクリックします。URL は /ja-JP/{組織ID}/curriculum/paths です。
画面の構成
パス一覧
- 一覧の上に 新しい学習パスを追加、 一括登録・更新、 コース紐付け一括設定 の各ボタンと、パス名・ラベルの検索欄
- 各パスのカードには名前、ラベル、コース数、割当メンバー数を表示
- カードの「詳細を見る」から詳細ページへ遷移します
パス詳細・編集
- 基本情報(「編集」ボタン):パス名、説明、コンテンツ言語、既定の受講期限(日数)、既定の再受講サイクル(か月)、ラベル。公開/非公開は詳細ページの「公開パス」カードで切り替え
- コース管理(「コースを管理」):パスに含めるコースを追加・削除(追加した順が受講順)
- 部署管理(「部署を管理」):この部署の全メンバーにこのパスを自動割り当て
- メンバー管理(「メンバーを管理」):個別ユーザーを追加・削除
よく使う操作
- パス一覧の 新しい学習パスを追加 ボタンをクリックします。
- パス名、説明、ラベル(例:「営業」「エンジニア」「新人」)を入力します。必要に応じて、既定の受講期限(割り当て日から何日後か)と既定の再受講サイクル(か月)も設定します。
- 公開パスとして組織全員にカタログ表示するなら、作成後にパス詳細の「公開パス」カードで「公開する」を押します(受講者の「公開パス」ページに出ます)。
- 「作成する」を押すとパス一覧に戻ります。
ラベルは、あとから「このパスは誰向けだったか」を思い出す手がかりになります。運用が増えてくるほど効いてくるので、最初から入れておくと楽です。
- パス詳細の「コース構成」で「コースを管理」をクリックします。
- 「コースを追加」の一覧から、このパスに入れるコースの「追加」を押します。コースは末尾に追加されます。
- 追加した順が並び順になり、受講者はこの順で学習します。画面上で並べ替える機能はないため、順序を変えるときはいったん削除して追加し直すか、「コース紐付け一括設定」でまとめて指定します。
- 追加・削除はその場で保存されます。
並び順は受講者がたどる順番そのものです。前提知識になるコースを先に置くと、途中でつまずきにくくなります。
- パス詳細の「割り当てられた部署」で「部署を管理」をクリックします。
- 「部署を追加」を開き、必要なら受講期限(部署全員に同じ日付)・必須研修・再受講サイクルを指定してから、配信したい部署の「追加」を押します。
- その部署の全メンバーに、このパスが自動で割り当てられます(部署経由の割り当て)。
- 新メンバーが部署に追加されれば、自動で割り当てが引き継がれます。
部署経由にしておくと、入社や異動のたびに割り当て直す必要がありません。人が入れ替わる前提の配信は、こちらが向いています。
- パス詳細の「受講メンバー」で「メンバーを管理」→「メンバーを追加」を開き、個別ユーザーを検索して「追加」します。受講期限を空欄にすると、パスの既定の受講期限(設定があれば)が適用されます。
- 部署割り当てとは別に「直接割り当て」として管理されます。
- 左サイドバーの 部署別パス管理 から、部署ごとのパス一覧を見ます。
- 各部署のカードの「管理する →」から、「追加できるパス」の「割り当て」で紐付けを行えます(この画面では期限や必須の指定はできません。必要なら学習パス管理の「部署を管理」から割り当てます)。
- 組織構造を起点にパス設計したい場合にこちらが便利です。
- パス一覧の 一括登録・更新 ボタンから、パス自体を一括作成・更新します(列:Name, Description, Labels, IsPublic。同じ名前のパスがあれば更新)。
- パス一覧の「コース紐付け一括設定」で、パスとコースの紐付けを一度に設定します(1 行 = 1 パス。既存の紐付けは置き換えられます)。
- 大量の学習ルートを初期構築するときに時短になります。
- パス詳細の「公開パス」カードで「公開する」/「公開解除」を押します。
- 公開にすると受講者の「公開パス」ページにカタログ表示されます。
- 非公開は、直接割り当て・部署経由のみが見られる状態になります。
割り当ての 3 つの経路
同じパスでも、受講者の手元に届く経路は 3 通りあります。どの経路で配ったかによって、あとからの運用の手間が変わります。
個別指定
直接割り当て
個別ユーザーに明示的に追加します。ピンポイントで届けたいときの経路です。
自動追随
部署経由
部署メンバーシップに基づく自動割り当てです。メンバー変更時に自動追随します。
自主参加
公開パス
受講者が自分でカタログから参加します。学ぶ気のある人に任せたいときの経路です。
受講者側では、割り当て経路の違いは「マイラーニングパス」で統合されて見えます。経路を気にするのは管理者だけで、学ぶ人は 1 つのリストを見れば済みます。HR は「社員詳細」で割り当て経由(直接 / 部署経由)を確認できます。直接と部署経由の両方で割り当てられている場合は、早いほうの期限が使われ、どちらかが必須なら必須として扱われます。
困ったとき
| 症状 | 考えられる原因と対処 |
|---|---|
| 保存したのに社員に見えない | 公開フラグと割り当ては別の設定です。公開しただけでは「公開パス」に載るだけで、個別ユーザーには届きません。部署管理またはメンバー管理で割り当ててください。 |
| 部署に割り当てたのにメンバーに届かない | 部署にメンバーが 0 人の可能性があります。HR → 部署一覧 → 部署詳細でメンバーを確認してください。 |
| コースの順序を変えたのに反映されない | 「コースを管理」画面には並べ替え機能がなく、追加した順がそのまま並び順になります。順序を変えるときは、コースを削除して追加し直すか、「コース紐付け一括設定」で順番どおりに指定してください。 |
| 不要になったパスを消したい | 学習パス管理の画面にはパスを削除する操作がありません。「非公開」+「部署・メンバー割り当て解除」で運用停止すれば、受講履歴を保持したまま止められます。 |
| CSV のコース紐付けでエラー | ID ではなく名前で照合します。パス名が既存のパスと一致しているか(なければ先にパスを作成)、コース名がコースのタイトルと一致しているかを確認してください(一致しないコースは「部分的」として結果に表示されます)。列順(パス名、コース数、コース名…)を変えないことも大切です。 |