テスト・クイズを作る – カリキュラム管理者 実務ガイド

Manabu2には、レッスンクイズとパステストの 2 つの問題形式と、すべてのテストをまとめて扱うテスト管理画面があります。どれも「受講者が分かったつもりで終わらないようにする」ための仕組みです。このガイドでは、カリキュラム管理者がそれぞれをどの画面から作るのかを、順番どおりに追っていきます。

まずは問題形式と管理画面を見分ける

作りはじめる前に、いま必要なのがどの形式かをはっきりさせておくと迷いません。置き場所と目的がそれぞれ違います。

レッスンクイズ
その場の理解を確かめる

各レッスンの末尾に出題される小さな確認問題です。受講者は合格するまで何度でも再挑戦でき、合格するとレッスンが完了になります。点数をつけるというより、学んだ直後に思い出してもらうための仕掛けです。

パステスト
パスの総まとめを問う

特定の学習パスに紐付く総合試験です。「パス完了に必須」にしたテストに合格すると修了証の発行条件の一部を満たすため、ここは「学び終えた」と言えるかどうかの関門になります。

テスト管理
全テストをまとめて管理する

組織内のすべてのテストを 1 か所で一覧・編集する画面です(内部的には All Tests と呼ばれます)。独立したテストの種類ではなく、各テストは 1 つのパスに紐付けて使います。パスに紐付いていないテストは受講者に表示されません。


レッスンクイズを作る

クイズはレッスン単位で作成・編集します。教材とセットで管理されるので、レッスンの中身を直すついでに問題も見直せます。

  1. 左サイドバーの コース管理 → 対象コース → セクション → 対象レッスンへ進みます。
  2. レッスン詳細の「クイズ」セクションで 「追加」 ボタンをクリックします(作成済みの場合はクイズ名をクリックします)。クイズ管理画面が開きます。
  3. クイズ管理画面の「編集」から、クイズタイトル、受験者向け説明、合格ライン(%)、必須にするか、公開するかを設定します。
  4. 「問題を追加」 ボタンで問題エディタに進みます。
  5. 問題文、選択肢、正解を入力します(AI に選択肢の候補を出してもらうこともできます)。
  6. 保存すると、レッスン画面にクイズが表示されます。受講者が回答を送信すると、その場でスコアと合否が表示されます。
レッスンクイズは受講者が合格するまで何度でも再挑戦できる形式です。落とすための試験ではないので、1 問でも「ここだけは覚えて帰ってほしい」という点を突くと機能します。

パステストを作る

パステストは学習パスに紐付けて管理します。テスト単体ではなく「どのパスの総まとめか」をセットで決めるのがポイントです。パス詳細の「テスト」欄の「テストを管理」からも作成できます。

  1. 左サイドバー テスト管理 をクリックします。URL は /ja-JP/{組織ID}/curriculum/tests です。
  2. 一覧画面で右上の テストを作成 ボタンをクリックします。
  3. 以下を設定します。
    • テスト名(例:「AI リテラシー基礎:基本用語チェック」)
    • 紐付きパス(プルダウンから選択。「未割り当て」のままだと受講者には表示されません)
    • 合格ライン(例:70%)
    • 制限時間(分。空欄なら制限なし)
    • パス完了に必須(合格が必要)にするか
    再受験は回数の制限なく行えるため、許可の設定はありません。
  4. 「作成する」を押すと 問題管理 画面が開くので、問題を追加します。
  5. 各問題で問題文・解説(任意)・問題タイプを入力して「問題を追加」し、続けて選択肢を 1 つずつ追加して正解にチェックを入れます。
  6. 保存すると、パスに紐付いた受講者の「テスト・クイズ」ページに出題されます。
「パス完了に必須」のパステストに合格すると、修了証の発行条件の一部を満たします。合格基準を決めるときは、この先の修了証運用まで意識しておくと後戻りが減ります。

テスト管理で全テストを扱う

「テスト管理」(内部的には AllTests)は、組織内のすべてのテストを一覧で扱う画面です。テストは 1 つのパスにしか紐付けられないため、同じ内容を複数のパスで使いたいときは、パスごとにテストを作ります。

  1. 左サイドバーの「テスト管理」から一覧へ進みます。各テストの紐付きパス・問題数・合格ライン・必須かどうかを確認できます。
  2. 作成・編集フォームで、テスト名・説明・合格ライン・制限時間・必須かどうか・紐付きパスを設定します。出題数の設定はなく、登録した問題がすべて出題されます。
  3. 「問題管理」画面で問題を追加します。パス詳細から開く場合と同じ問題エディタを使います。
  4. 紐付きパスはこの画面の編集でいつでも変更できます。パスに紐付いていないテストは受講者に表示されません。

問題エディタの共通操作

パステストの問題は、テスト管理とパス詳細のどちらから開いても同じ問題管理画面で書きます。レッスンクイズの問題エディタも、問題文・選択肢・正解の考え方は同じです(問題タイプと解説はパステストのみ)。

問題タイプと問題文
  • 問題タイプ:単一選択(ラジオ)または複数選択(チェックボックス)
  • 問題文はプレーンテキストで書きます(Markdown は変換されません)
選択肢と正解
  • 選択肢は 1 つずつ追加します(数に決まりはありません。「全削除」でまとめて消せます)
  • 正解にチェックを入れます。正解が 1 つもない問題は、誰が答えても正解になりません
解説

任意です。現在、解説は受講者の結果画面には表示されず、問題管理画面で確認できる作成者向けの記録になります。なぜその答えが正解なのかを残しておくと、問題の見直しに役立ちます。

並び順

問題は追加した順に出題され、あとから並べ替える機能はありません。やさしい問題から追加するなど、受講者の手が止まりにくい順序を意識して作ってください。


よく使う操作

  1. テスト一覧で対象テストの行を探します。
  2. 「編集」(鉛筆)ボタンで基本情報を、「問題」ボタンで問題の追加・削除を行います。

  1. 問題管理画面で 「問題を追加」 または各問題の ゴミ箱 ボタンを使います。
  2. 下書きの状態はなく、追加・削除はその場で保存され、受講者にもすぐ反映されます。
問題を追加しただけでは選択肢と正解が空のままです。その状態で受験されると、その問題は誰も正解できません。問題を追加したら、続けて選択肢と正解まで設定してください。

  1. テストの「編集」画面で合格ライン(%)を更新します。
  2. 保存すると、次回以降の受験から反映されます。
過去の受験記録は変更されません。基準を上げても、すでに合格した人の記録がさかのぼって不合格になることはないので、安心して調整できます。

  1. テストに「非公開」の設定はありません。不要になったテストは、テスト管理の「編集」で紐付きパスを「未割り当て」にしてパス紐付けを外すのが安全です。
  2. 完全削除は受験記録も消えるため、十分に確認してから実行してください。
注意:削除は履歴ごと失われる操作です。「もう使わない」だけであれば、パス紐付けを外して残しておくほうが後から困りません。

設計の観点

問題設計(易しすぎない / 単なる記憶ではなく理解を問う / 復習として機能する)については クイズ・テスト設計の考え方 を参照してください。

AI に問題を自動生成させる場合の考え方は AI を使ったクイズ・パス自動生成 を参照してください。


困ったとき

症状 考えられる原因と対処
問題が保存できない レッスンクイズでは、問題文が空、内容のある選択肢が 1 つもない、または正解が未選択だと保存できません。選択肢を入力し、1 つ以上を正解に指定してください。パステストの問題はこのチェックなしで保存されるため、正解の設定漏れに注意してください。
テストが受講者に表示されない パスに紐付けが完了していないか、そのパスが受講者に割り当てられていません。
合格基準を厳しくしたら誰も合格しなくなった 問題の難易度と母数の再検討が必要です。エグゼクティブ画面の「スキルギャップ分析」にある「テスト平均点」と合わせて判断してください。
クイズに再挑戦できない 再挑戦を制限する設定はありません。すでに合格したクイズは「合格済み」と表示され、受験フォームが出なくなります。不合格のあいだは何度でも再挑戦できます。
制限時間を設定したのに時間切れにならない Web の受講画面では制限時間は表示も強制もされず、自動提出もありません。制限時間は、アプリから受験したときに「時間内に解けたか」を記録するためのもので、合否には影響しません。不要なら空欄(制限なし)にしてください。

関連ガイド


SHO
SHO
カテゴリ
/curriculum
タグ
カリキュラム,Curriculum,テスト,クイズ,パステスト,問題作成,Manabu2,操作ガイド
関連記事

ヒント

カテゴリやタグから、他のヘルプ記事も参照できます。