RAG 管理者は、Manabu2 の検索や AI 機能が拠りどころにする「知識」を守る役割です。現在、その知識は組織自身の学習コンテンツ — 公開しているコース、学習パス、レッスン、クイズ — でできています。このガイドでは、いま何が検索できるのか、正確で見つけやすい状態を保つために何をすればよいのか、誰と連携するのかをまとめています。
- 現在のナレッジ基盤が何からできているかを説明できる
- 検索の対象範囲と、誰にどの結果が見えるかを理解する
- コンテンツを正確に、構造立てて、見つけやすく保つ
- 検索で結果を確認し、誰を巻き込めばよいかがわかる
現在の状況
データソース、クローラー、インデックス、検索精度などを扱う RAG 専用の管理コンソールは、今後提供予定です。それまでの間、ナレッジ基盤は組織が公開している学習コンテンツから作られており、RAG 管理者はそのコンテンツを通じて基盤を整えます。
組織が公開している学習コンテンツ
コースと学習パス、およびその中のセクション・レッスン・クイズです。組織が公開したものが、受講者が見つけるものであり、AI 機能の材料になるものです。
RAG 専用の管理コンソール
共有ドライブなど外部ドキュメントソースの接続、更新スケジュール、検索精度の測定は、管理コンソールとともに提供予定です。現時点ではご利用いただけません。
コンテンツを編集するには、組織内でカリキュラム管理の権限が必要です。権限がない場合は、人事(HR)に社員情報から付与してもらってください。
現在の検索の対象範囲
Manabu2 の検索は、コースと学習パスを、そのタイトルと説明文で探します。個々のレッスン本文やクイズの問題文は検索対象ではありません。そのため、わかりやすいタイトルと具体的な説明文が、RAG 管理者が手を入れられるもっとも重要なポイントです。
公開カタログの検索ボックス(「コースや学習パスを検索…」)です。誰でも利用でき、公開済みかつ一般公開のコースとパスだけが表示されます。組織内限定のコンテンツがここに出ることはありません。
Manabu2 API の検索エンドポイントと、AI アシスタント向けの search_content ツールです。サインインしたメンバーには、自組織のコンテンツと一般公開のコンテンツが表示され、他組織のコンテンツは表示されません。
カリキュラム管理者が AI でレッスン本文・スライド・クイズ問題を生成するとき、AI は作業中のコースやレッスンの内容と、添付した参考ファイルをもとに生成します。レッスン本文が正確なほど、生成される教材の質も上がります。
RAG 管理者がいまやること
現在の RAG 管理者の仕事は、見つかるコンテンツが正しく、最新で、見つけやすい状態を保つことです。具体的には、次の 5 つの習慣に集約されます。
受講者と検索に届くのは公開済みのコンテンツだけです。重要なレッスンの最新版が公開されているか、内容がいまの業務のやり方と合っているかを確認します。
検索はコース・パスのタイトルと説明文に一致させます。製品名、手続き名、よく使われる略語など、社員が実際に入力する言葉を使い、そのコースがどんな疑問に答えるのかを説明文に書きます。
1 レッスン 1 トピックとし、そのトピックがわかるタイトルを付けます。コースを開いた受講者が、セクション名とレッスン名だけで目的のレッスンにたどり着けるのが理想です。
クイズは受講者が理解を確かめる場所です。正解がはっきりひとつに決まる問題と、その理由を説明する解説があれば、間違いが学びに変わります。AI で生成した問題は、公開前に必ず確認します。
規程や手順が変わったら、該当レッスンを更新するか非公開にして、古いやり方が学ばれないようにします。そのうえで、社員と同じように自分で検索し、正しいコースが出てくることを確認します。コースのタイトルや説明文の変更が公開カタログの検索結果に反映されるまでには、時間がかかる場合があります。search_content ツールは常に最新のカタログを参照します。
他ロールとの連携
コースを設計し執筆するカリキュラム管理者は、もっとも近いパートナーです。検索で出てくるべきコースが出てこない、レッスンの内容が古い、といった点に気づいたら、担当のカリキュラム管理者に伝え、直し方を相談します。
カリキュラム管理を含む組織内の権限は、人事が付与します。また人事は「どの情報が見つけにくいか」という現場の声を聞いています。それは、確認すべき検索語のリストとして役立ちます。
こんなときは、このページ
| やりたいこと | 見るべき場所 |
|---|---|
| あるテーマで何が見つかるか確かめたい | 公開カタログ(一般公開のコンテンツのみ)で検索するか、search_content ツール(自組織と一般公開のコンテンツ)で検索します。 |
| コースを見つけやすくしたい | カリキュラム管理のコース一覧から、タイトルと説明文を見直します。「コースを作成・管理する」を参照してください。 |
| 古いレッスンで学ばれないようにしたい | カリキュラム管理のコース内で、そのレッスンを更新するか非公開にします。 |
| 社内向けの教材を外部に出したくない | そのコースやパスが一般公開になっていないことを確認します。 |
| コンテンツを編集できるようにしたい | 人事に、カリキュラム管理の権限を付与してもらいます。 |