人事ダッシュボードは、HR 管理者が組織全体の学習状況を最初に確認する場所です。数字がずらりと並んでいますが、見るべきポイントは決まっています。このガイドでは、どこに何が表示されていて、その数字をどう受け止めればよいかを、画面の順番どおりに説明します。
- 4 つの KPI カードが何を表しているかを理解する
- 6ヶ月の学習推移グラフから、活動の勢いを読み取る
- 「部署別スキル差」が大きいときに、次にどこを見ればよいか分かる
- 数字が動かないときの原因を切り分ける
人事ダッシュボードを開く
HR ポータルにログインすると、左サイドバーの一番上に ダッシュボード があります。クリックして開きます。URL は /ja-JP/{組織ID}/hr です。
ページ先頭に「社員の学習状況、スキル成熟度、部署別比較をまとめて確認できます。」という説明が表示されていれば、正しい画面です。
画面の構成
KPI カード(上段 4 枚)
組織全体を俯瞰する 4 つの指標が横並びで表示されます。1 枚ずつ意味が違うので、セットで見ると状況が立体的に掴めます。
全社員の学習パス進捗率の平均(%)です。下に「全社員 N 名」と母数が出ます。母数を一緒に見ることで、少人数の偏りに引っ張られていないかが分かります。
割り当てパスを完了した人数です。下に「全体:N 名」と母数が出ます。
パステストの平均スコア(0〜100 点)です。
最も高い部署と最も低い部署の平均進捗差(ポイント単位)です。大きいほど部署間のばらつきが強いことを意味します。
完了レッスンの推移(6ヶ月)
下段のカードに折れ線グラフが表示されます。直近 6 ヶ月の月次完了レッスン数の推移です。
- 横軸:月ラベル(例:11月 / 12月 / 1月 …)
- 縦軸:その月に完了したレッスンの総数
- 凡例:下部「完了レッスン数」
右肩上がりなら学習活動が活発化している証拠、横ばい・下降なら学習モチベーションが落ちていないか要チェックです。
よく使う操作
ダッシュボードの数字は平均値です。「なぜこの数字なのか」を知るには、内訳まで降りる必要があります。
- ダッシュボードで「平均学習進捗」などの数字を見て、もっと詳しく見たいときは、左サイドバーの 学習進捗管理 をクリックします。
- 部署別の平均進捗や社員ごとの内訳を確認できます。
差が開いているということは、どこかの部署が取り残されているということです。犯人探しではなく、支援先を見つけるつもりで開いてください。
- 「部署別スキル差」の数字が大きい(例:30pt 以上)場合は、左サイドバーの 部署一覧 を開きます。
- 各部署カードの「平均学習進捗」を見比べ、低い部署を特定します。
- その部署の「詳細を見る」ボタンを押し、所属メンバーを確認します。
- グラフが下降傾向のときは、学習進捗管理ページで「未受講者」の人数を確認します。
- 社員一覧から「未開始」フィルターで対象を絞り込み、個別にフォローアップします。
- 必要に応じて月次レポートを出力し、部署マネージャーに共有してください(レポート出力ページ参照)。
困ったとき
| 症状 | 考えられる原因と対処 |
|---|---|
| KPI がすべて 0 または「—」になっている | 社員が未登録、または学習がまだ開始されていません。「社員一覧」で社員を追加し、ラーニングパスを割り当ててください。 |
| グラフが表示されない | 完了レッスンがまだゼロです。学習活動が始まると翌月からグラフが描画されます。 |
| 「部署別スキル差」が計算できない | 部署が登録されていないか、部署にメンバーがいません。「部署一覧」から部署を作成し、メンバーを追加してください。 |
| KPI の数字に社員が含まれていない | 招待中(未ログイン)の社員はカウントされない場合があります。「社員一覧」で対象社員のステータスを確認してください。 |